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「マチェーテ・キルズ」 2013

マチェーテ・キルズ(字幕版)

★★★☆☆

 

あらすじ

 アメリカ大統領にメキシコの麻薬王の殺害を依頼された主人公、マチェーテ。

 

感想

 本編に入る前に偽の映画の予告編が流れて、いきなりニヤニヤさせられる。安っぽい量産映画に対する監督の愛情がたっぷりと詰め込まれているのが良く分かる。エクスプロイテーション映画と呼ばれるこの手の映画は、日本だとVシネマがそれにあたるのかもしれない。

 

 主人公が無敵すぎたり、奇妙な武器が出て来たり、簡単に人が殺されまくったり、安っぽいパロディが繰り広げられたりと、荒唐無稽なシーンの連続だ。こんな内容なのにメル・ギブソンやアントニオ・バンデラス、キューバ・グッディング・ジュニア、レディ・ガガ、カルロス・エステベス(チャーリー・シーン)ら豪華俳優陣がノリノリで演じているのも良い。

 

 

 個人的にはミシェル・ロドリゲスとアンバー・ハードの女同士の戦いが、面白くて好きだった。それと妙にヘリコプターの回転するプロペラに巻き込まれて死ぬシーンが多いのも笑ってしまった。何かっていうと巻き込まれるな、と。

 

 そんなB級映画への愛に溢れた映画だが、ちょっと愛が溢れすぎたのか、色々と詰め込み過ぎて途中でダレてしまった。一つ一つは面白いのだが、疲れてしまうというか。ストーリーもその分、ややこしくなってしまっている印象だ。

 

 段々と見るテンションが下がりながらクライマックスに向かっていったのだが、意外な結末が待っていた。まさかここで最初に流された予告編が生きてくるとは思わなかった。最後にまたニヤリとさせられてしまった。尻すぼみだったなと思っていたらそんなエンディングで、なんだか嫌いになれない映画だ。というかやっぱり好きだわ、ロバート・ロドリゲス。

 

スタッフ/キャスト

監督/原案/製作/撮影/編集 ロバート・ロドリゲス

 

出演 ダニー・トレホ/ミシェル・ロドリゲス/ソフィア・ベルガラ/アンバー・ハード/アントニオ・バンデラス/キューバ・グッディング・ジュニア/ウォルトン・ゴギンズ/ウィリアム・サドラー/デミアン・ビチル/メル・ギブソン/カルロス・エステベス/レディー・ガガ/ヴァネッサ・ハジェンズ/アレクサ・ヴェガ/トム・サヴィーニ/ウィリアム・サドラー/ジュリオ・オスカー・メチョソ /エレクトラ&エリース・アヴェラン/イーロン・マスク

 

マチェーテ・キルズ - Wikipedia

マチェーテ・キルズ (R15+) | 映画 | 無料動画GYAO!

 

 

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  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 

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