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「レディ・プレイヤー1」 2018

レディ・プレイヤー1(字幕版)

★★★★☆

 

あらすじ

 近未来、世界最大のヴァーチャル世界でカリスマ創始者の遺志を継ぐ後継者となるために、仲間と共に戦う少年。140分。

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感想

 ヴァーチャル世界を舞台にした映画だ。今となってはそんなに珍しい題材ではないが、バットマンやデロリアンなど有名な映画のキャラやアイテムが次から次と登場するのが楽しい。メカゴジラや「AKIRA」のバイクなど日本の作品に関係するものもたくさん出てくる。アマチュアなら好きにやれるが、プロだと大人の事情でなかなか難しいやつだ。それをやってしまったのがまずすごい。

 

 中でも映画「シャイニング」は、かなりしっかりと再現されている。あの恐い雰囲気を醸し出しつつも、敵対する組織がビビり散らかしてやられていくシーンは可笑しくて、よく出来たパロディになっていた。この映画だけは事前に見ておいた方がいいかもしれない。

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 また日本のキャラとして「ガンダム」が出てきたのはテンションが上がった。あまり世界的には認知度が高くないと思っていただけに嬉しい。もうこの感じでガンダムの映画を一本撮ってくれないかな?とスピルバーグにお願いしたくなる。とはいえ「トランスフォーマー」みたいに人が乗らないタイプのロボット映画にされてしまいそうだが。

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 ちなみに原作ではウルトラマンが登場する場面だったらしいのだが、権利関係で断念したようだ。いい所でガンダムが元のキャラに戻ってしまい、尻すぼみになってしまったのが不可解だったが、ウルトラマンのカラータイマーの設定が引き継がれていたからだったのかと納得した。

 

 

 そんなヴァーチャルな世界で、主人公が仲間と助け合って後継者を決めるために用意された謎を解き、経営権を奪おうとする大企業を阻止するために奮闘する様子が描かれる。「グーニーズ」のようなどこか懐かしい謎解き宝探しアドベンチャーのような趣もあり、また現実とヴァーチャルを行き来する「マトリックス」的な雰囲気もあって、色んな種類のワクワクが楽しめる。

グーニーズ (字幕版)

グーニーズ (字幕版)

  • ショーン・アスティン
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 そんな中で、まだヴァーチャル世界にいるのに現実世界に戻ったと勘違いさせ、敵のボスを騙すシーンは緊張感のある面白いシーンだった。

 

 仮想世界でも勇気や努力、友情の大切さを学べるけど、現実世界を生きることが何よりも大事だよと締めくくるエンディングは上手かった。一度見ただけは気付けない映画の引用がたくさんあり、それを探すために何度も繰り返し見たくなる魅力的な映画だ。

 

 逆に元ネタを知らないとあまり楽しめないかもしれないが、これを元ネタとなった作品を見てみるきっかけにするといいかもしれない。いくつか見た後に再び見てみると、楽しさが全然違うはずだ。

 

スタッフ/キャスト

監督/製作

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脚本 アーネスト・クライン/ザック・ペン

 

原作 ゲームウォーズ(上) (SB文庫)

 

出演 タイ・シェリダン/オリヴィア・クック/ベン・メンデルソーン/リナ・ウェイス/T・J・ミラー/サイモン・ペッグ/マーク・ライランス/フィリップ・チャオ/森崎ウィン/ハナ・ジョン=カーメン/ラルフ・アイネソン/レティーシャ・ライト/パーディタ・ウィークス

 

音楽 アラン・シルヴェストリ

 

レディ・プレイヤー1 - Wikipedia

 

 

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