★★★★☆
あらすじ
「千の惑星」と呼ばれる宇宙ステーションの連邦捜査官ヴァレリアンは、恋人でもある相棒とともに誘拐された司令官の行方を追う。
感想
どことなく「スターウォーズ」ぽさがある世界観だ。でも宇宙を舞台にすればどことなくスターウォーズ感が出てしまうのは仕方がないか。なるべく似ないように差別化を図るのもいいが、似てしまっても仕方がないと開き直って好きにやるのも悪くない。
メインのキャストを見て、B級感が溢れる映画なのかと思っていたが、めちゃくちゃレベルの高い映像でビックリした。これもスターウォーズ級と言ってもいいかもしれない。それもリュック・ベッソンが監督だから当然か。クライヴ・オーウェンやイーサン・ホーク、そしてリアーナ、ハービー・ハンコックらも脇で出演していて、実は結構豪華だ。全体的に金がかかっていそうな映画だ。
レベルの高い映像で描かれる美しい星が滅びていく様子や、迫力の追走劇、幻想的な光に包まれたシーンなどは、映画的な面白さに溢れている。映画館のスクリーンで見たかったなと思わせるようなエンタメ感があった。
ただ、そんな映像と比べて物語の方はというと、全体の大きな流れは理解できたのだが、細かい部分では何やってるのか良く分からない部分が多く、ぼんやりしてしまっている印象だ。フランスの人気コミックが原作ということなので、観客がこの世界の知識をそれなりに持っているという前提で作られているのかもしれない。
スタッフ/キャスト
監督/脚本/製作 リュック・ベッソン
原作 Valerian and Laureline 1: The City of Shifting Waters
出演 デイン・デハーン/カーラ・デルヴィーニュ/クライヴ・オーウェン/リアーナ/イーサン・ホーク/ハービー・ハンコック/クリス・ウー/クリス・ウー/アラン・シャバ/ルトガー・ハウアー/(声)エリザベス・デビッキ/オーラ・ラパス/(声)ジョン・グッドマン
ヴァレリアン 千の惑星の救世主【字幕版】 | 映画 | 無料動画GYAO!