★★☆☆☆
あらすじ
連戦連勝の検事の不正を暴くため、テレビのリポーターが自ら被告となる。1956年の映画「条理ある疑いの彼方に」のリメイク。
感想
裁判の度に土壇場で有力な証拠を出して被告を有罪とし、マスコミに雄弁に正義を語る。いかにも怪しい。なのに誰も気づかずに賞賛し、疑うのはこのリポーターだけ。それだけでなんだかなぁという気分になる。
事前に犯人でないという証拠をたくさん残しておいて、わざと捕まり有罪となることで検事の不正を暴く、というあらすじは面白いと思ったのだが、あっさり検事に反論されちゃうし。ばれちゃってるし。この作戦に協力してくれた友人が殺されても、この主人公は特にリアクションしないし。
衝撃のはずのラストも、衝撃より不快感を与えられた。あまりにも前フリがなさ過ぎて全然納得がいかない。これなら普通にハッピーエンドで終わってくれた方が、そんなに悪くない映画と思えたのかもしれない。
スタッフ/キャスト
監督/脚本/撮影 ピーター・ハイアムズ
製作 テッド・ハートリー/リモール・ディアマント/マーク・ダモン
出演 マイケル・ダグラス/アンバー・タンブリン/ジェシー・メトカーフ/ジョエル・デヴィッド・ムーア/オーランド・ジョーンズ
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