感想
正直、このキリスト教的なものについて深く理解しているわけではないので良くわからない。
ただこの宗教的なものが、少女にろうそくを供えさせるためだけに山道を行かせたり、どこのものとも知れない人達とも恐れず慈愛の精神で接しさせてるなら、大したものではないな、と思う。挙句に殺されて。その代わりに泉が湧きましたよ、と言われても、何だよそれ、という感じだ。神の存在を感じて崇高な気持ちにはなれない。きっと腹が立つ。
少女を殺した男達に制裁を加えるために体を清めたりするのもいちいち面倒くさい。神とか悪魔とか良くわからないが、普通に考えたら、世間知らずのお嬢さんが悪い男達に殺されて、それを知った父親が復讐をしました、という話。
父親役のマックス・フォン・シードウの静かな威厳のある姿がとても存在感があった。
スタッフ/キャスト
監督/製作 イングマール・ベルイマン
出演 マックス・フォン・シードウ / ビルギッタ・ペッテション / グンネル・リンドブロム
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