★★★★☆
クリスマス休暇にホームエクスチェンジをした二人の女性に起きた出来事。
ケイト・ウィンスレットはタイタニックに代表されるような気の強そうな勝気なイメージがあったが、この映画では女性らしい役でなんだかイメージが変わった。
好きなんだけどいまいちいい映画に恵まれていないジャック・ブラック。この映画では彼独特のアクの強さを抑えた役柄で映画的には成功していたかもしれないが、やっぱ真面目にラブ・ストーリーをこの人がやっちゃうのは絵的につらいところがある。端役で強烈な印象を残すくらいのほうがちょうどいいのかも。メインに持ってくると製作陣が彼のキャラクターに頼ってしまうし。
キャメロン・ディアスは彼女のキャラクターをいつもどおり発揮。ジュード・ロウもいつもどおり男前。禿げてるけど。仕草とかが自分が男前だと分かっている仕草。
映画音楽家や予告編の製作者、脚本家など映画の世界の裏方たちを登場させて、映画への愛を感じる映画。映画創成期の人々へのリスペクトとか。意外な役者がカメオ出演とか。
泣けないキャメロン・ディアスが涙を流し、ジュード・ロウの元に駆け戻ったときのジュード・ロウがいい。前フリが効いてて。
確か初めてキャメロン・ディアスがホームエクスチェンジ先のケイト・ウィンスレットの家に向かったとき、運転手にこの先車は入れない、とか言われて歩かされていたのに、帰るときは家の前まで車の迎えが来ていたのが納得いかない。
監督/脚本/製作 ナンシー・マイヤーズ
出演
ジャック・ブラック/キャメロン・ディアス/イーライ・ウォラック/エドワード・バーンズ/ルーファス・シーウェル
音楽 ハンス・ジマー