★★★★☆
あらすじ
クリスマス休暇にホームエクスチェンジをした二人の女性に起きた出来事。
キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウら出演のロマンティック・コメディ。135分。
感想
ケイト・ウィンスレットは、タイタニックに代表されるような気の強そうな勝気なイメージがあったが、この映画では女性らしい役でなんだかイメージが変わった。
好きなのだがいまいち良い映画に恵まれていないジャック・ブラック。この映画では彼独特のアクの強さを抑えた役柄で、映画的には成功していたかもしれないが、やはり真面目にラブ・ストーリーをこの人がやっちゃうのは絵的につらいところがある。端役で強烈な印象を残すくらいのほうがちょうどいいのかもしれない。メインに持ってくると、製作陣が彼のキャラクターに頼ってしまう部分もある。
キャメロン・ディアスは彼女のキャラクターをいつもどおり発揮している。ジュード・ロウもいつもどおり男前だ。禿げてるけど。自分が男前だと自覚している仕草になっている。
映画音楽家や予告編の製作者、脚本家など、映画の世界の裏方たちを登場させて、映画への愛を感じる映画だ。映画創世記の人々へのリスペクトや意外な役者のカメオ出演がある。
泣けないキャメロン・ディアス演じる女が涙を流し、ジュード・ロウ演じる男の元に駆け戻ったときの男がいい。前フリが効いている。
確か初めてキャメロン・ディアス演じる女がホームエクスチェンジ先のケイト・ウィンスレット演じる女の家に向かったとき、運転手にこの先は車は入れない、とか言われて歩かされていたのに、帰るときは家の前まで車の迎えが来ていたのが納得いかない。
スタッフ/キャスト
監督/脚本/製作 ナンシー・マイヤーズ
出演
ジャック・ブラック/キャメロン・ディアス/イーライ・ウォラック/エドワード・バーンズ/ルーファス・シーウェル/シャニン・ソサモン
音楽 ハンス・ジマー
