★★★☆☆
あらすじ
映画監督が幼馴染と再会し、ともに映画を作る。
感想
ペドロ・アルモドバルは巨匠と呼ばれている監督だが、どの映画を見てもピンとこない。大きく言えば人間を描いているのだろうが。でもそれを言ったら大抵の映画は人間を描いているわけなのだが。
幼少の頃の主人公たちをもてあそぶ神父。もてあそぶというか、本人は真剣だったのだろうが、いわゆる聖職者というのはこんなものなのか。ありそう過ぎて衝撃でも何でもないが。簡単に聖職者をやめて出版社に勤めてるし。聖職者という仕事は、後には引けない道という感じがしてしまうのだがそうでもないのか。神学校の黒い法衣を身にまとった男だけの集団は見るからに異様で、異常な事が起きそうな雰囲気が満載だ。
あえて登場人物たちより先に種明かしをしておいて、秘密を持ちながらも平然と振る舞う人間の姿を見せつけているのかなと思った。
スタッフ/キャスト
監督/脚本/製作 ペドロ・アルモドバル
出演 ガエル・ガルシア・ベルナル/フェレ・マルチネス/ハビエル・カマラ/ルイス・オマール/レオノーラ・ワトリング