★★★☆☆
あらすじ
数日前の出来事を映像で見られる装置を使い、爆弾テロ犯の行方を追う。
感想
いわゆるタイムスリップもの。ただし一定時間前にしか遡れない。だけどその一定時間前ならどんな場所でも遡れる。この辺りは今までなかったか設定かもしれない。
最初はタイムスリップではなく、一定時間前の出来事を映像で見ることが出来るというもので、どこでも見ることが出来るのだが、巻き戻したり早送りしたりすることは出来ず、緊張感がある。重要だと思ってある場所を観察しているが、もしかしたら他の場所でなにか決定的な事が起きているかもしれない。
そして一定の範囲外の映像を見たい場合は、その近辺まで行かないといけないという設定も良かった。現在の風景と過去の映像。今は何もない場所に立って、過去に起きたことをまるでリアルタイムのように見ることが出来る。過去に起きたことを感じて、だけど何もできず、ただ傍観者として立ち尽くすしかない。
そんな感じでわくわくしながら見ていたのに、実はタイムスリップしているのだと。そこからこういう物語でお約束のタイムスリップのややこしい説明。後半はそのあたりの判然としない感じと、これから起こることを知っている男の犯人追走劇。なんだか尻すぼみだった。
デンゼル・ワシントンの所属する団体の存在がよく分からない。ATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)。あまりこういう映画で登場しないような団体だった。それから、ヴァル・キルマーが普通のおじさんになっていた。
スタッフ/キャスト
監督 トニー・スコット
製作 ジェリー・ブラッカイマー
出演 デンゼル・ワシントン/ポーラ・パットン/ヴァル・キルマー/ジム・カヴィーゼル/アダム・ゴールドバーグ/エルデン・ヘンソン/ブルース・グリーンウッド/エル・ファニング/マット・クレイヴン