★★★★☆
内容
エッセイ。単行本「ミッキーかしまし」「ミッキーたくまし」を再編集した文庫版。
感想
著者の人柄がよく出ているエッセイだ。ノリが良くて、流行りものや定番に迎合することに反発し、いかにも関西人という感じ。でもセックス・アンド・ザ・シティには夢中になっちゃうところとか。
そして正直である所。海外旅行に内心ビビッていたり、帰国したら旅行話を盛ってちやほやされようとか、心の中をさらけ出す。心の中なんて見えないのだから何も言わずにカッコつけていればいいものを、ついついそれを言葉にしてしまう。
ですます調で書かれて最初の方は固い印象を受けたが、段々と肩の力が抜けて自由奔放に書き連ねだしている。そして笑えて面白い。自由奔放すぎて最後のエッセイはもうわけがわからない感じになっちゃってるが。
著者