★★★★☆
あらすじ
母親の死をきっかけに子供たちは、日本人のおばあちゃんと共に暮らし始める。
感想
なんといってももたいまさこの存在感が面白い。言葉が通じない中で一言も発さずほとんど表情も変えないで、孫たちと心を通わせていく。
孫たちに何も興味がないような素振りでありながら、餃子を作ってあげたりミシンを直してあげたり、お金の援助をしてあげたり。その行動から孫たちを見守っていることがよくわかる。考えてみれば祖母とはそんな存在だ。
エアギターに興味津々だったり、変なところがあるのも面白い。しかし、年寄りが本当にうまそうに煙草を吸うシーンはいい。
孫たちも、ばあちゃんと共に暮らすうちに少しずつ変わっていく。パニック障害で家から一歩も出れなかったのに外出をしたり、誰とも関わりを持たないようにしていたのに、次第に周りとコミュニケーションをとるようになったり。
最後のトイレのシーンは爆笑した。いつの間にか普通に存在しているウォッシュレットだが、自分も最初はあんなリアクションをしたのだろうか。
スタッフ/キャスト
監督/脚本
出演
アレックス・ハウス/タチアナ・マズラニー/デイヴィッド・レンドル/サチ・パーカー