★★★★☆
あらすじ
宇宙船が故障し、地球の定められた居住区に暮らしていた宇宙人たち。主人公はそんな彼らを別の居住区へ移す任務の現場責任者となる。
感想
宇宙人がこういう扱いの映画というのも珍しい。それもアフリカなので意味深だ。そしてアフリカならではの無秩序な集団や呪術的な怪しさ、裏で企む国際的な組織。いろいろな要素がゴッタ混ぜになっている。設定が面白い。
最初は、主人公の男をあまり好きになれなかったが、物語が進んでいくにつれて応援するようになっていた。痛いシーンが結構あって、映像を直視できない場面もあったが、主人公が体に異常をきたし、徐々に変わっていく姿はリアルだった。宇宙船やロボットの映像も良くできていている。
風刺を効かせた映画なのかと思っていたら、いつの間にか娯楽アクション映画といった感じで、バンバンと敵を倒していく様子は見ていて気持ちよくもあった。それでいて、美しいラストというのが心憎い。
スタッフ/キャスト
監督/脚本 ニール・ブロムカンプ
製作 ピーター・ジャクソン/キャロリン・カニンガム
出演 シャールト・コプリー