★★☆☆☆
あらすじ
地球を含む地区の防衛を担当していた宇宙人が、瀕死の重傷を負って地球にたどり着き、後任を地球人に託す。
感想
最近ではアメコミ原作の映画も面白いものが多くなってきたが、これは往年の面白くない方のアメコミ映画。そもそも主人公が格好悪い。アイマスクだけって。それで変身したつもりなのだろうか。誰も憧れない。
それにヒーローなのか?という疑問もある。構図として宇宙人の襲撃から人類を守るヒーローにはなっていなくて、特殊能力を身につけてしまったネガティブな人間が暴れるのを阻止しただけ。一人も人類を救っていない。さらに敵は幼馴染なので身内同士の戦いというスケールの小ささ。
その上、宇宙規模での危機だったのかも知れないが、それまで人類は大した知能を持っていないという理由で戦力として見られていなかったわけで、それなのに急に巻き込まないで頂きたいという気もしてしまう。これまで通りそっちで処理してと。異形の宇宙人がたくさんいる中にポツンと地球人が一人いて、皆で気勢を上げていても自分もそこに加わりたいと思わない。
主人公はまだ何もしていないのに浮かれて変身してヒロインとイチャつくし、敵はびっくりするぐらい簡単に倒されてしまうし、全然映画に入り込めない展開だった。逃げ惑う大群衆の突然の登場にも戸惑ってしまった。
ラストのスタッフロールの途中で、続編を窺わせる演出をしているのが物悲しさを誘う。
スタッフ/キャスト
監督 マーティン・キャンベル
脚本 マイケル・グリーン/マーク・グッゲンハイム/マイケル・ゴールデンバーグ
脚本/製作 グレッグ・バーランティ
出演 ライアン・レイノルズ/ブレイク・ライヴリー/ピーター・サースガード/マーク・ストロング/アンジェラ・バセット/ティム・ロビンス/テムエラ・モリソン/ジェイ・O・サンダース
編集 スチュアート・ベアード
グリーン・ランタン 【字幕版】-動画[無料]|GYAO!|映画