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「天国と地獄」 1963

天国と地獄

★★★★★

 

あらすじ

 会社の乗っ取りを企てる重役のもとに、息子を誘拐したとの電話がかかってくる。

 

感想

 最初の犯人からの電話に、一瞬で取り乱してしまう飲み込みの早さには違和感があったが、その後は息もつかせぬ展開。

 

 この映画は大きく分けて、誘拐事件、その後の捜査、犯人の発見から逮捕の3つのパートからなり、そのどれもが素晴らしいが、特に犯人の発見から逮捕までのシーンが好きだ。 

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  • 作者:檀原照和
  • 発売日: 2014/05/02
  • メディア: Kindle版
 

 

 横浜黄金町、猥雑な無国籍感のある映像。妖しい雰囲気にドキドキする。そして、犯人逮捕時のどこか陽気な音楽。まるでウォン・カーウァイの映画の世界のよう。順番で言うとこちらが先なので、逆だが。

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 ラストの会社重役が犯人と対峙するシーン。三船敏郎の「世界のミフネ」感がすごい。この存在感、他の役者じゃ出せない。

 

 犯人は医者の卵で、そのうち金持ちになれたのでは?という気もするが、そんな事は些細なことに思えるくらい魅力的な時間だった。

 

 

 この映画公開後に誘拐事件が多発したらしく、昭和どんだけワイルドだよ、と思ったが、考えてみれば今でも模倣犯の類はいる。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本/編集

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脚本 菊島隆三/久板栄二郎/小国英雄

 

原作 キングの身代金 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-11)

 

出演

bookcites.hatenadiary.com仲代達矢/香川京子/三橋達也/加藤武/山崎努/中村伸郎/志村喬/名古屋章/千秋実/三井弘次/西村晃/東野英治郎/藤原釜足/菅井きん

 

天国と地獄

天国と地獄

 

天国と地獄 (映画) - Wikipedia

 

 

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