★★★☆☆
あらすじ
保養地で日々を送る、映画の構想がなかなか湧いてこない映画監督。
感想
現実の世界と空想の世界が交互に描かれ、ストーリーとしては分かりづらく抽象的。きっと監督自身の実体験を映像化しているのだろうが、こんな感じなのだろう。物語を思いついては自分で批評して没にしたり、色々考え込んでいるうちに最初に考えていたものとはまったく別のストーリーが出来上がっていたり。激しく苦悩しているというよりも、ぼんやりとした苦悩。
正直、観ていて眠くなる感じで辛かったのだが、マルチェロ・マストロヤンニの男前と、モノクロなのに妙に光の強弱が印象的な映像が、心に残る映画だった。
スタッフ/キャスト
監督/脚本 フェデリコ・フェリーニ
出演 マルチェロ・マストロヤンニ/アヌーク・エーメ/クラウディア・カルディナーレ/バーバラ・スティール/マドレーヌ・ルボー
音楽 ニーノ・ロータ
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