★★★★☆
あらすじ
軍法会議を逃れてホームレス生活を送る男は、住人が長期不在の高級アパートをたまたま見つけて住み着くことになる。
感想
映画でよくある巨悪な組織と戦う物語ではなく、身近な悪と戦うこぢんまりとしたスケールのストーリーだが、それが逆にリアルでいい。ジェイソン・ステイサムは相変わらずスーパーで全然窮地に立たされないが。だが苦悩はする。
正義は、必ずしも正しい手続きを経て為されるわけではない。だからといって、それを間違っていないと言ってしまうと、色々な問題が噴出してしまうもどかしさ。
それから、修道女はこんなのでもありなの?と思った。別に憤りは覚えないが、元々の戒律が厳しすぎるというのはあるのかも。ちょっと道を踏み外しただけで、後ろめたさを感じながらそれでも修道女として生きていかなければならない。余計闇が深くなりそうだ。
ジェイソン・ステイサムの序盤からの変貌ぶりに、髪型というのは大事だなと思った。
スタッフ/キャスト
監督/脚本 スティーヴン・ナイト
出演
アガタ・ブゼク/ヴィッキー・マクルア/ベネディクト・ウォン
撮影 クリス・メンゲス