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「シェルブールの雨傘」 1964

シェルブールの雨傘(字幕版)

★★★☆☆

 

あらすじ

 兵役に行くことになった若い男は、恋人と兵役後の再会を約束して出発する。カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作。

 

感想

 普通に喋って時おり歌うのではなく、全てのセリフが歌になったミュージカル映画。無理矢理感のあるところもあったが、なかなか珍しい。映像もカラフルでおしゃれな雰囲気が漂っている。

 

 物語は割とよくあるというか、遠距離恋愛ではありがちな話。ただ母娘の前に現れた男が、歳も近そうで現役感が全然ある母親ではなく娘にいったり、誰かの子供を妊娠していてる女性を簡単に受け入れちゃったりと、なかなか意外感のある行動を見せてくれる。途中で女の視点から男の視点に移るのも面白い。

 

 

 ラストはロマンチックに劇的に、情熱的な展開が待ち受けているのかと思ったが、ものすごく現実的だった。遠くにいる人間ではなく、近くにいる人間を愛するようになるというのも、恋愛に夢を見ていない現実的な考え方で、逆にフランス人は恋愛のレベルが高いな、と感じてしまった。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 ジャック・ドゥミ

 

出演 カトリーヌ・ドヌーヴ/ニーノ・カステルヌオーヴォ/アンヌ・ヴェルノン /ミレーユ・ペレー/マルク・ミシェル/エレン・ファルナー

 

音楽 ミシェル・ルグラン

 

シェルブールの雨傘(字幕版)

シェルブールの雨傘(字幕版)

 

シェルブールの雨傘 - Wikipedia

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