★★★★☆
ポルノ映画に出演して大スターとなった女。
序盤のあまりにも軽い感じでストーリーが進んで、そんなはずないだろって思ったけど、ちゃんとそのツッコミに応えてくれる構成だった。本当は観る分にはこの序盤のノリがいいんだけど、それだと映画としてはあまりにもファンタジーすぎる。
主人公が環境に耐えられず実家に戻り母親に助けを求め、冷徹に断られるってもう絶望しかない。母親にとってはそれが正義で、それにすがって生き抜くことが出来たのかもしれないが、ときに正義は人を殺してしまうこともあるんだろうな、と。
ラストのそれぞれに心のわだかまりはあるが、それでも互いに許し合おうとしている家族の姿が胸を打つ。
監督 ロブ・エプスタイン/ジェフリー・フリードマン
出演 アマンダ・セイフライド/ピーター・サースガード/シャロン・ストーン/アダム・ブロディ/ジュノー・テンプル/ロバート・パトリック/ジェームズ・フランコ/クリス・ノース