★★★☆☆
あらすじ
第一次世界大戦にアメリカが参戦する前に、フランス空軍外人部隊のパイロットとしてドイツと戦ったアメリカの若者たち。140分。
感想
飛行機が誕生してから20年も経たないうちにすでに軍事利用され、互いに殺し合っているとは凄まじい進化だ。戦争は人類を進化させる。
主人公らがわざわざ他国の軍隊に入ってまで戦いたかったのは、母国にいられなくなった等の諸事情もあるのだろうが、この飛行機乗りになりたいというのもあったのだろう。
厳しい訓練、仲間との対立、友情、別れ、死への恐怖、激しい戦闘、そして、つかの間の恋など、戦争映画でありがちなことはおおよそ網羅されたストーリーとなっている。ただどれも中途半端な印象だ。あまり丁寧に描かれていないので、感情移入ができない。
飛行機の戦闘シーンはまずまずだったが、その中でツェッペリン飛行船とその護衛機を襲撃するシーンはなかなかの迫力だった。結局でかいものは映えるということなのか。ドイツ軍の三枚翼の戦闘機「フォッカー Dr.I」も格好良かった。
それなりに主人公の成長を描けていたとは思うが、上映時間が長い割にはこれで終わり?と物足りなさが残った。
スタッフ/キャスト
監督 トニー・ビル
脚本 デヴィッド・S・ウォード
製作 マーク・フライドマン/ディーン・デブリン
出演 ジェイムズ・フランコ/ジャン・レノ/ジェニファー・デッカー/タイラー・ラビーン/マーティン・ヘンダーソン/フィリップ・ウィンチェスター/デヴィッド・エリソン/マック・マクドナルド/ティム・ピゴット=スミス/クリスティエン・アンホルト/エリック・セラ
音楽 トレヴァー・ラビン