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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ふくろう」 2004

ふくろう

★★☆☆☆

 

 失敗した開拓村で、夫が蒸発し、食べるものにも困窮して暮らす母娘は、生きるために体を売ることにする。

 

 母娘が暮らす古民家に男を招き入れ、身の上話をして、体を売り、そして殺す、という一連の流れが繰り返される。これにより、母娘の翻弄される人生が明らかになり、そしてなぜ最後に男を殺すのかも分かってくる仕組み。

 

 実際の所、男を何故殺すのかはイマイチ良くわからないのだが。体を売らなくてはいけない状況にまで自分たちを放っておいた世の中に対する復讐のようなものか。ただ、どうせ殺すのにちゃんと寝てあげるところには、優しさを感じる。

 

 ほぼ古民家の居間だけが舞台で、繰り返される同じシチュエーションにだいぶ飽き飽きしてくる。訪れる男たちも多種多様というわけではなく、人のいない寂しい場所なので似たり寄ったり。

 

 どれだけ耕しても、大した作物も得られない不毛の地だった開拓地。そんな所だったらさっさと別の場所に移ればいいのに、という男に「別の場所に移る力がない」という女の言葉が印象的だった。この言葉の意味が理解できるかどうかは、想像力の問題になってくる。今の世の中は、こういった事を理解せずに平気で様々な問題を語る人間がいたりして辟易とする。

 

監督/脚本 新藤兼人

 

出演

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伊藤歩原田大二郎六平直政田口トモロヲ池内万作上田耕一松重豊

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ふくろう (映画) - Wikipedia

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