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「二ツ星の料理人」 2015

二ツ星の料理人(字幕版)

★★★★☆

 

あらすじ

 パリで問題を起こして姿を消していた有名料理人が、復活をかけてロンドンのレストランのシェフとなる。

 

感想

 トラブルを起こしパリを去った有名料理人。しかし悔い改めて、酒も女もドラッグも絶って、再び料理人として出直そうとする。強引に知り合いのレストランのシェフに就任し、才能ある女性シェフを引き抜いたりする所から、自信や自負があることも窺える。

 

 

 しかし、更生したといっても性格までは変わらない。部下を怒鳴りつけたり、作った料理をけなしたり。派手なトラブルを起こさなかったとしても、どの道、パリでは人が離れて失敗に終わっただろうなと思わせる厄介なキャラクター。

 

 ただ、それでも様々な料理を食べ歩いたり、試作を繰り返したりする様子に、シェフという仕事に対する情熱を感じる。しかし、料理人同士が試食をするときにスプーンを相手の口に持って行って食べさせるのは可愛らしい。お互いに食べさせ合ってとても仲良しに見える。相手の手を止めないためとか、早く感想を聞きたいからとか、そんな理由なのだろうが。

 

 騒がしい厨房で皆がプロフェッショナルに仕事をしている様子は見ているだけで楽しい。主人公の難のある言動が邪魔をするのだが、それは物語上仕方がない。それにしてもシェフは、低温調理とか新しい料理法を取り入れないと古いと言われたり、テレビに出てアピールしたり、ライバル同士で牽制しあったり、スタッフに嫌がらせをされたりと、料理だけに集中していればいいというわけでもないので大変そうだ。

 

 独善的な主人公は過去に起こした事件のしっぺ返しを喰らいながらも、女性シェフの存在や様々な人たちに支えられて人間的に成長していく。面白かったのだが、もっと踏み込んで描いても良かったのではという気もしている。主人公のこころの問題やその変化、女性シェフとの関係、エンディングなど、どれをとってもどこかふんわりとしてしまっている。ちゃんと伝わってはいるので悪くはないのだが、何を一番描きたかったのだろうと考えると曖昧で良く分からない。少し無難な感じがした。

 

スタッフ/キャスト

監督/製作 ジョン・ウェルズ


脚本 スティーヴン・ナイト


出演 ブラッドリー・クーパー/シエナ・ミラー/オマール・シー/ダニエル・ブリュール/サム・キーリー/アリシア・ヴィキャンデル/マシュー・リス/リリー・ジェームズ

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二ツ星の料理人(字幕版)

二ツ星の料理人(字幕版)

 

二ツ星の料理人 - Wikipedia

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