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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「キス&キル」 2010

キス&キル (字幕版)

★★★☆☆

 

あらすじ

 プロの殺し屋を辞めて幸せな結婚生活を送っていた男は、かつての上司からの連絡を受けた事から事件に巻き込まれていく。

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 原題は「Killers」。101分。

 

感想

 元殺し屋の男が、何も知らない妻とその両親に邪魔されながらも、何とか窮地を脱しようとするアクション・コメディだ。冒頭の飛行機内で繰り広げられる会話が面白かったので期待値はグッと上がったのだが、その後は低空飛行を続けるだけだった。

 

 まず、襲い掛かる敵を必死で撃退し、さらなる追撃を警戒している主人公に対して、全然空気を読まずにいつものように振る舞おうとする妻に段々とイライラしてくる。

 

 いつもは思いやりを持って接している夫婦が、緊急事態に乗じて常日頃の不満をぶちまけ合うのは面白いかもと最初は思っていたのだが、それほど笑えることを言わないものだから単なる夫婦喧嘩みたいになってしまい、妻の身勝手さが際立ってしまった。だが、これも妻を演じるキャサリン・ハイグルのコメディ能力が高ければ、愛嬌で笑いに転じさせることが出来たような気がする。

 

 

 中盤以降は本格的なアクションが増えてくる。主演のアシュトン・カッチャー演じる男が、凄腕の殺し屋だったわりには少し頼りなく思えてしまうのだが、勝手にジェームズ・ボンドだとか、ミッションイン・インポッシブルをイメージしてしまうからだろう。何もかもが完璧じゃないこれくらいの方がリアルなのかもしれない。

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 そして、突然ご近所さん達が襲い掛かって来るというプロットは面白かったが、中途半端な印象は否めず、物足りなかった。コメディなのだからもっと大げさに、ご近所の老若男女がほぼ全員、次から次へと襲い掛かってくるぐらいにして欲しかった。

 

 妻の両親にも秘密があったりして色々と笑いのネタになりそうなことはたくさん用意しているのに、思ったほど笑いは多くない映画だった。

 

スタッフ/キャスト

監督 ロバート・ルケティック

 

製作/出演 アシュトン・カッチャー

 

出演 キャサリン・ハイグル/トム・セレック/キャサリン・オハラ/キャサリン・ウィニック/ケイシー・ウィルソン/ケヴィン・サスマン/ロブ・リグル/マーティン・マル/アレックス・ボースタイン/アッシャー・レイモンド4世

 

音楽 ロルフ・ケント

 

編集 リチャード・フランシス=ブルース/メアリー・ジョー・マーキー

 

キス&キル (字幕版)

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キス&キル - Wikipedia

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