★★★★☆
内容
アメリカのバンド、トーキング・ヘッズが、1983年に行ったライブのドキュメンタリー映画。
ジョナサン・デミ監督。89分。
感想
剥き出しのがらんとしたステージに、トーキング・ヘッズのボーカル、デヴィッド・バーンがアコースティック・ギターをぶら下げ、ラジカセを手にひとり現れる。そして、ラジカセを鳴らし、ギターを弾き始めてショーが始まる。
一曲終わるとベースが加わって次の曲、それが終わるとドラムが運び込まれて次の曲と、少しずつ楽器とメンバーが加わりつつ進行していき、気が付けばちゃんとしたステージセットになっていた。
全体として特別に大掛かりなことはしていないが、効果的で面白い演出が多い。背後に大きな影が映し出されるようなライティングや、大きなフロアランプでマイクパフォーマンスのようなことをしたりと、シンプルながらもカッコいい。インテリ感もある。
よくネタにされがちなサイズのデカいスーツを着るパフォーマンスもやっているが、確かにインパクトがある。なんでも日本の伝統芸能に影響を受けたという事らしいが、そんなのあった?と思ってしまった。歌舞伎だろうか。
そしてメンバーのパフォーマンスもエネルギッシュだ。どこまでが決め事なのかわかならないが、その場でジョギングするような動きや独特のダンスなど終始動き回っており、カロリー消費がすごそうだ。ボーカルのデヴィッド・バーンの奇妙なダンスや仕草にも惹きつけられてクセになる。
トーキン・ヘッズはなんとなく知っている程度で、聞いたことがある曲もあったものの、「これは彼らの曲だったのか」と初めて認識する程度の事前知識しかなかったが、それでも全然楽しめるライブ映像だった。見る前は若干気が重いものがあったのだが、見始めるとあっという間で、名残惜しいくらいだった。堪能した。
スタッフ/キャスト
監督/脚本 ジョナサン・デミ
脚本/音楽 トーキング・ヘッズ
出演 デヴィッド・バーン/クリス・フランツ/ティナ・ウェイマス/ジェリー・ハリソン/スティーブ・スケールズ/リン・マブリィ/エドナ・ホルト/アレックス・ウィアー/バーニー・ウォーレル
