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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「情婦」 1958

情婦 [DVD]

★★★★☆

 

 白黒映画。法廷もの。そう聞くと重苦しく気が滅入ってしまいそうだが、この作品は違った。

 

 まず、テンポがいい。畳み掛けるように次から次と喋り、今見ても冗長な感じは全然ない。しかも、セリフも気が利いている。裁判でのやり取りも裁判官のジョークが挟まれるし、弁護士の看護婦への毒舌も面白い。なので見ていて全然苦痛を感じなかった。というよりも楽しめた。

 

 そして、マレーネ・ディートリヒの存在感はすごい。すごいというのか、一人だけ別世界にいる感じ。スターの笑顔には親しみを覚えたりするものだが、この人は笑顔を見せそうにない。媚びない、孤高の雰囲気を持っている。

 

 ラストのどんでん返しも、裁判が意外にあっけなく幕切れて、なんか釈然としないな、って思ってた所に起きて、すごい心を読まれているような気さえした。しかも、ちゃんと正義は貫かれている。うまい。

 

 ただ、遺産相続を書き変えたときに同席していた弁護士に、証人尋問すれば被告は知っていたかどうかはっきりしてたんじゃないのかなって所が引っかかった。

 

 何でこのタイトル?

 

監督/脚本 ビリー・ワイルダー

 

原作

 

出演 タイロン・パワー / マレーネ・ディートリヒ / チャールズ・ロートン

 

情婦 [DVD]

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情婦 (映画) - Wikipedia

 

 

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