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BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「光秀の定理」 2013

小説 ★4

光秀の定理 (角川文庫)

★★★★☆

 

 まだ無名時代の明智光秀と、ひょんなことから交流するようになった破戒僧と武芸者。

 

 歴史小説に数学を持ち込んでいて面白い。そのうちの一つ、4つのお椀の問題は、以前何かで読んでなんとなく知っていたが、信長とやり取りしながら、その問題を解説して行く過程はすごくわかりやすくて腑に落ちた。と同時にその謎を解いてしまう信長の凄さも伝わってくる。

 

 本能寺の変の解釈も、光秀のバックボーンに注目していて、なるほどと思わせてくれる。確かに信長の主な部下たちの中で確かな出自の人間って、そんなにいなかったし。

 

 最後も数学の問題を絡めながら終わっていく。結局、初志を貫く人間ではなく、平気で変われる人間がたくましく生き残っていけるんだな。

 

著者 垣根涼介

 

光秀の定理 (角川文庫)

光秀の定理 (角川文庫)

 

 

 

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