小津作品初めて見た。イメージでは登場人物が無表情に独白調に話す、暗くて眠い映画かと思ってたけど、そんなことはない。笑いあり涙ありといった人情劇。
何より話の組み立てがうまい。あらすじを聞けばなんて事はないのに、見せ方がうまく、心地いい流れ。独特の映像スタイルもアクセントになっている。
母親も再婚したらハッピーエンドなのか?って疑問に思って、そんな時代だったんだと納得しようと思っていたけど違って。時代が変われどもそういう気持ちは変わらないものだ。
あと、この時代ぐらいまでなのかなぁ、大人がちゃんと大人らしかったのは。
それから、原節子がニヤニヤしすぎで時々気持ち悪かった。
監督/脚本