内容
実話を基にした作品。
感想
主演のアル・パチーノが、内部告発する男の心の葛藤を見事に表現している。彼が好演しているこの映画で、一番面白かったのは彼の衣装だ。最初はヒッピー風の衣装だったが、映画が進むにつれどんどんエスカレートする。付けヒゲしてユダヤ教徒みたいな格好とか、笑わしにかかってるのかと思うぐらいの変装ぶりだ。逆に目立つだろ、とツッコミを入れたくなった。
ただ、映画のほうは相当シリアスだ。彼を汚職にひきずり込もうとする同僚達や、組織の不正を明るみに出したくないトップの事なかれ主義など、組織における不正を正すことの難しさを描いている。共に仕事をする同僚達に疑いの目で見られ、身体検査までされるシーンは印象的だった。
最後にセルピコのその後が表記され、これが実話を基にしているということを知った。
スタッフ/キャスト
監督
出演
トニー・ロバーツ/ジョン・ランドルフ/ジャック・キホー/M・エメット・ウォルシュ