内容
エリック・ロバーツ主演。原題は「The Butcher」。114分。
感想
観終わってまず思ったのが、なんでこのタイトル?ということだ。アメリカ全土を敵に回したような感じだが、実際は一つの街でのマフィアの争いを描いている。邦題の話だが。
内容は個人的に役者が見たことないメンツばかりだったので、誰が主役かも最初は分からず心配したが、なかなか面白かった。
そろそろ引退も考えている中年のマフィアが、ボスの陰謀により事件に巻き込まれて戦う、というまぁ良くあるお話なのだが、主役のエリック・ロバーツがいい。普段は物静かで穏やかだが、いざとなると冷静でためらいが無い。枯れた感じを醸し出しつつも、プライドも感じさせる。その長年の経験から出てくるセリフも渋い。
ド派手と呼べるアクションシーンはなく、ほとんどガン・アクションであるが、それがまたシンプルで、見ていて気持ちいい。みな派手に死んでいく。ロバート・ダヴィ演じるボスが、背中を向けて主人公を待ち受けているのがカッコ良かった。
ドンパチやって、結局女が生き残る。
スタッフ/キャスト
監督/脚本 ジェシー・V・ジョンソン
出演 エリック・ロバーツ/ロバート・ダヴィ/マイケル・アイアンサイド/キース・デヴィッド/ジェフリー・ルイス/ボキーム・ウッドバイン/ジュリー・カーメン/ヴァーノン・ウェルズ
撮影 ロバート・ヘイズ