感想
つくづくフランス人はめんどくさい。愛が冷めただの分かっていないだの、延々と具体性に欠ける抽象的な言葉を繰り返す。日本人はこういうことに淡白だといわれるが、こんな会話を要求されても結構しんどい。一言で済みそうな事を、詩的表現のような言葉でこねくり回すのは。愛を語るには忍耐が必要なようだ。
でもブリジット・バルドーみたいな美しい女性がこんな風に語っているのは、なぜか許せてしまうところもあって、とても魅力的だ。相手が美人なら何でも良いという事だが。
時折、面白いカメラの動きとか、ニクい展開とかあっておっ?と思わせるが、ストーリー自体は分かりづらい。下手すると眠くなってしまうかもしれない。けど、深夜にテレビでやっていたら、なんとなく最後まで見てしまいそうな、そんな映画。
スタッフ/キャスト
監督/脚本
原作 軽蔑 (1964年)
出演 リジット・バルドー/ミシェル・ピコリ/ジャック・パランス/ジョルジア・モル/フリッツ・ラング/ブリンダ・ベラス
音楽 ジョルジュ・ドルリュー/ピエロ・ピッチオーニ
撮影 ラウール・クタール