感想
異性の親友というのはどうも嘘くさい。友達ならわかるのだが。親友と言うならその二人の関係に大事な何かが欠けているような気がする。モラトリアムというか結論先延ばしというか、するべきことをしていない感じがある。
それはともかく、この話の結末がいわゆる恋愛映画のハッピー・エンドでなくて安心した。つまりチャンスは逃すな、と言うメッセージだろう。中途半端な状態がいつまでも続くわけがない。
音楽が印象的に使われている映画で、どこかで聴いたことがある曲だがちゃんと聴いたことはなかったディオンヌ・ワーウィックの「I Say a Little Prayer」はいい曲だな、と。それ以外の音楽の使われ方もいい。
ストーリーも、お互いに互いの恋人といる様子を見せることでどちらの立場もわかるよう展開され、この結末ではエンディングが難しいと思うがそれもうまく料理されている。
ジュリア・ロバーツも一目見るだけだと細長い骨ばった顔だなと思うだけなのだが、慣れてくるとだんだん魅力的に見えて来るから不思議だ。
スタッフ/キャスト
監督 P・J・ホーガン
製作 ジェリー・ザッカー/ロナルド・バス
出演
ダーモット・マローニー/キャメロン・ディアス/ルパート・エヴェレット/フィリップ・ボスコ/M・エメット・ウォルシュ/レイチェル・グリフィス/スーザン・サリヴァン/クリストファー・マスターソン
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード