★★★★☆
感想
しばらく見ないうちにケビン・コスナーがハゲ散らかしていた。最初はどれがケビン・コスナーか分からないくらいだ。だけど、彼と彼のボスであるロバート・デュバル、この二人が渋くてかっこいい。
西部劇の時代が終わりを迎えつつある時代にありながら、自分たちのスタイルを保ち、それを貫こうとする男たちの姿が描かれている。これが例えばクリント・イーストウッドの映画なら徹底的にそれを描くのだが、どうしても女子を意識してしまうケビン・コスナーは、ロマンス要素を盛り込んでしまうのがらしいところ。
渋かった二人がアネット・ベニングを前にすると途端になよなよしてしまい、映画の空気が変わってしまう。それをかわいいとみるか、がっかりしてしまうのかは、見る側次第。
最後の闘いでケビン・コスナーらに期待しつつも、あくまで傍観者でいるつもりだった街の人間たちが、思わず立ち上がってしまうシーンは胸が熱くなる。
西部劇として普通に楽しめる作品。
スタッフ/キャスト
監督/製作/出演
出演 ロバート・デュバル/アネット・ベニング/マイケル・ガンボン/ディエゴ・ルナ/アブラハム・ベンルービ/マイケル・ジェッター/ジェームズ・ルッソ/ディーン・マクダーモット/キム・コーツ