BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ロング・グッドバイ」 1953

ロング・グッドバイ フィリップ・マーロウ〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

★★★☆☆

 

内容

 レイモンド・チャンドラー著、村上春樹翻訳のハードボイルド小説。

 

感想

 ミステリーではあるがどちらかというと主人公フィリップ・マーロウの生き様・姿勢を堪能する作品だ。たまたま出会った人間を助けたり、その知人のために警察とやり合ったりする。大きな見えない力の意思に逆らって、自分の思うところはやり通す。こういう生き方はかっこいいと思うが、でも自分には無理だなとあっさりと思ってしまう。

 

 ミステリーの部分は結構などんでん返しだが、なんだか無理がある。現実味がないというか。そういう点から考えても、やっぱり主人公の生き方を楽しむものなのだろう。

 

 

 翻訳ものの宿命だが、言葉に違和感が残ってしまう。外国人がその外国文化を前提に書いているわけだから例え話や慣用句的なものがピンとこないのは仕方がないとは思うが。でも、「はんちく」って・・・とか気になってしまう。

 

著者

レイモンド・チャンドラー

 

翻訳

bookcites.hatenadiary.com

 

長いお別れ - Wikipedia

 

 

関連する作品

映画化作品

ロング・グッドバイ [DVD]

ロング・グッドバイ [DVD]

  • エリオット・グールド
Amazon

 

 

この作品が登場する作品

bookcites.hatenadiary.com

 

 

bookcites.hatenadiary.com

bookcites.hatenadiary.com