★★★★☆
あらすじ
ピーター・パンの作者ジェームズ・バリと未亡人家族との交流。
感想
子供が好きで、彼らを見ていると自分まで童心に戻ることが出来る。そう思って子供達と戯れるジェームズ・バリ。それが自分の子供でなく、未亡人の子供達だったために周りからへんな疑いの目で見られてしまう。と、観ていて何故かマイケル・ジャクソンを思い出してしまった。実際はどうだったのか知らないが、こういう感じで彼も子供達と接したかっただけなのかな、と。
だが、子供の無邪気さを大人がやるとやっぱり違和感を感じてしまう。子供達と楽しく遊びたいから未亡人とその子供達で山の別荘で過ごすとか、そのあまりに純粋に無邪気な行動は、そうでない大人に取ってみれば、やっぱり変な想像をしてしまう。一時期、「ピーター・パン症候群」とかいう言葉があったが、あっさりと自分が大人であることを受け入れられる人間と受け入れられない人間がいて、きっとこの両者で互いに違和感を覚えつつ、世の中は動いているのだろう。
ジェームズ・バリが母親の病状を心配する子供達に、子供だからとごまかさずに正直に話すシーンは良かった。なんか逆に大人だな、と。こういうところで誤魔化すような人間が、彼がなりたくない大人の姿なのだろう。
少し調べたら、彼はピーター・パンの印税を孤児院に寄付していて、本当に子供達が好きだったのだな、と思った。
スタッフ/キャスト
監督 マーク・フォースター
出演
フレディ・ハイモア/ジュリー・クリスティ /ラダ・ミッチェル/イアン・ハート/ケリー・マクドナルド/マッケンジー・クルック /トビー・ジョーンズ/アイリーン・エッセル
登場する人物
ジェームズ・バリ
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