★★★★☆
あらすじ
映画会社に脚本の売り込みをかけ、幹部相手にその酷い内容をプレゼンする男。
感想
脚本家が持ち込んだ脚本の内容を語るという形で、何本ものコントが繰り広げられる映画。コントごとに監督や出演者が変わるので、スタッフ・キャストの数がすごい事になっている。
コントの内容は、下ネタ、差別ネタ、不謹慎ネタと、アメリカのコメディでよく見られる内容のもの。ただそれらがめちゃくちゃ下品。中には糞尿ネタで引くほど下品なネタもあるが、ピンポイントではなく全体的に下品。海外のコメディには、こういう加減を知らないというか、リミッターがないというか、やると決めたらとことんやり切るという徹底したところがある。それをやっても客は受け入れてくれるという自信があるのだろう。
そしてそんな最低なコントを、信じられない程の豪華な出演陣が演じている。しかも、コント番組にやって来たスターという扱いではなく、下品な事をやるメインの当事者として登場している。生理ネタをやるクロエ・グレース・モレッツとか、スターだからではなく、人としてやりたくない、と思うような内容のネタばかりなのに、そんな事を平気でやってしまうスターたちの懐の深さには感心してしまう。
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そんな映画なのだが、中身は意外にも面白かった。確かに下品なギャグには引いてしまう部分はあるのだが、テンポよく次々と出てくるスター達と、そんなスターがこんな事やるの？という驚きで、飽きることなく見ることが出来た。時間が過ぎるのを忘れてしまうほどで、あっという間に終わってしまったような感覚だった。中でも、ヒュー・ジャックマン演じる男の首に睾丸のようなものがついているのを見て、戸惑い混乱する女を演じるケイト・ウィンスレットのリアクションがめちゃくちゃ面白くて、思わず笑ってしまった。
面白くはあったのだが、誰かと一緒に観ると気まずい空気になりそうなネタばかりなので、観るなら一人で観た方がいいと思う。
スタッフ／キャスト
監督／製作 ピーター・ファレリー
監督／脚本 スティーヴ・ベーカー／ウィル・グラハム／ジェームズ・ガン／ボブ・オデンカーク／ジョナサン・ヴァン・タルケン
監督 スティーヴン・ブリル／スティーヴ・カー／グリフィン・ダン／ジェームズ・ダフィ／エリザベス・バンクス／パトリック・フォーシュベリ／ブレット・ラトナー／ラスティ・カンデッフ／ライアン・カヴァノー／デイモン・エスコット
出演 エリザベス・バンクス／デニス・クエイド／クリステン・ベル／ハル・ベリー／ニコール・ ポリッツィ／レスリー・ビブ／ケイト・ボスワース／アーシフ・マンドヴィ／ジェラルド・バトラー／キーラン・カルキン／ジョシュ・デュアメル／アンナ・ファリス／テレンス・ハワード／コーリー・ブリューワー／ジャレッド・ダドリー／ラリー・サンダース／ヒュー・ジャックマン／グレッグ・キニア／コモン／ウィル・サッソー／ジョニー・ノックスヴィル／ジャスティン・ロング／セス・マクファーレン／クリストファー・ミンツ＝プラッセ／クロエ・グレース・モレッツ／ジミー・ベネット／パトリック・ワーバートン／マット・ウォルシュ／クリス・プラット／ジャレッド・ポール／リーヴ・シュレイバー／ショーン・ウィリアム・スコット／エスティ・ギンズバーグ／エマ・ストーン／ジェイソン・サダイキス／ボビー・カナヴェール／レスリー・ビブ／カトリーナ・ボウデン／ナオミ・ワッツ／ジェレミー・アレン・ホワイト／フィッシャー・スティーヴンス／ベス・リトルフォード／エリザベス・バンクス／エミリー・アリン・リンド
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