★★★☆☆
あらすじ
第一次大戦後の中国で砲艦サンパブロ号に赴任したアメリカ兵士。
感想
「砲艦」と聞いてすごい戦艦のようなものを思い浮かべていたが、普通のフェリーのような乗り物だった。勇ましいタイトルとは程遠く派手な海戦もなく。
他人の国で外国人たちがいろいろな思惑で好き勝手やっている。そこに住む人たちの感情にお構いなく。だから彼らにしたら自分の国を我が物顔で歩くみんな同じ外国人。確かに反感を覚えたらいちいち外国人を選別などしないだろう。
しかし、相変わらず中国は不思議な国だ。自分の国でない軍隊の戦艦に乗り込んで勝手に居場所を作る。考えられない。それを許していたアメリカ人もよく分からないが。
局地戦の小規模な戦闘シーン。艦長はあんなに先頭に立って戦うのか。なんだか子供の喧嘩のようだった。
機械いじりが好きだったスティーブ・マックィーン。軍隊に嫌気がさしつつも戦わざるを得ない状況で孤軍奮闘し、気になっていた機械の前で倒れてしまうのが切ない。
スタッフ/キャスト
監督/製作 ロバート・ワイズ
出演
リチャード・アッテンボロー/リチャード・クレンナ/キャンディス・バーゲン/マラヤット・アンドリアンヌ/マコ岩松/ジョー・ターケル
音楽 ジェリー・ゴールドスミス