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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「SOSの猿」 2009

SOSの猿 (中公文庫)

★★★★☆

 

あらすじ

 イタリア留学中に悪魔祓いを身につけた男が、ある女性からひきこもりの息子を見るよう依頼される。

 

感想

 西遊記がモチーフになっている小説だが、これを使われるとどうしても、ドラゴンボールを連想してしまう。なのでこのネタを使うのはかなりハードルが高くなっているのかなという気もする。著者もさらりとそれを連想させるようなセリフを使っていて、気にはしていたんだなという事が分かる。

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  • 作者:鳥山明
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 二つの話が次第につながっていくという著者の得意なスタイル。違和感のある語り口だったパートの謎がやがて判明し、物語が俄然面白くなる。どこか現実離れしたような話であり、すべての謎がすっきりするわけではなく、後味の悪いような何とも言えない余韻がしばらく残る。

 

 物語にもう一つプラスアルファで、何か欲しかった気もする。

 

 

著者

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SOSの猿 (中公文庫)

SOSの猿 (中公文庫)

 

SOSの猿 - Wikipedia

 

 

登場する作品

エクソシスト ディレクターズカット版 (字幕版)

西遊記 1 (岩波文庫)

 

 

登場する著名人

ユング

 

 

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