BookCites

個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「望郷」 1937

 望郷 日本語吹替版 ジャン・ギャバン ミレーユ・バラン DDC-064N [DVD]

★★★☆☆

 

あらすじ

 アルジェの一角に潜伏する男が、故郷フランスの女性と出会い、望郷の念に駆られる。

www.youtube.com

 

 ジャン・ギャバン主演。原題は「Pépé le Moko」。フランス映画。94分。

 

感想

 警察さえも介入できない迷子になりそうなカオスな街。人がたくさんいて街並みも入り組んでいて、確かにわけが分からないことになっている。その町で警察から逃れ暮らす男。なぜ彼がこの町で皆に愛されているのかはよく分からないが、演じるジャン・ギャバンは大物感があるので一応は納得できる。映像も時々印象に残るシーンがあり、こだわりを感じる。

 

 故郷というのは戻ってみるとたいしたことはないのだが、遠く離れて暮らしていると無性に懐かしく感じることがある。ましてや逃亡の身で帰れないと分かっていたらなおさらだろう。

 

 

 彼は半分やけになり、故郷に戻るためにカオスな街を抜け出し、帰国するフランス女の乗る船に乗り込む。しかし、船内で彼はついに彼女と会うことが出来なかった。ここからの互いのすれ違いぶりは詩的に感じられるほどだ。古い映画ではあるがなかなかに見応えがある。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 ジュリアン・デュヴィヴィエ

  

脚本 アシェルベ探偵(アンリ・ラ・バルト)

 

原作 「Pépé le Moko」 Henri La Barthe

 

出演

bookcites.hatenadiary.comミレーユ・バラン/リーヌ・ノロ/フレエル/マルセル・ダリオ

 

望郷(字幕版)

望郷(字幕版)

  • ジャン・ギャバン
Amazon

 望郷 (1937年の映画) - Wikipedia

 

 

関連する作品

リメイク作品

カスバの恋(字幕版)

カスバの恋(字幕版)

  • シャルル・ボワイエ
Amazon

 

 

この作品が登場する作品 

bookcites.hatenadiary.com

bookcites.hatenadiary.com

 

 

bookcites.hatenadiary.com

bookcites.hatenadiary.com