★★★☆☆
あらすじ
貧しさのために芸者の置屋に売られた女性の半生。
感想
こんなにがっつり日本の話なのに、メインの役者陣に日本人が少ない事に違和感がある。外国の人にしてみれば気付かないのだろうが。そして外国人が撮る日本は日本度が濃い。濃いめに味付けをしとかないと不安になるのだろう。
こういう映画を観て、芸者について学ぶというのは日本人としてどうなのだろうと情けなくもあるが、芸者と女郎は違うとか、小さなころから踊りや三味線を習うとかいった情報に、多分外国人と同じぐらいの感じでへぇーと言ってたような気がする。
しかし、女郎とは違うと言っても水揚げというイベントを見ると、もったいぶった女郎でしかないような気がしてしまうが。身のこなしや踊りを習って付加価値を付けて、それを高く売っているだけの。
ラストはあまりにうまく行き過ぎて興ざめしてしまった。
スタッフ/キャスト
監督 ロブ・マーシャル
脚本 ロビン・スウィコード/ダグ・ライト
原作 さゆり〈上〉
製作 ルーシー・フィッシャー/ダグラス・ウィック
出演
ミシェル・ヨー/桃井かおり/コン・リー/大後寿々花/工藤夕貴/マコ岩松/舞の海/ケリー・ヒロユキ・タガワ/ケネス・ツァン/ツァイ・チン/出羽嵐/テッド・レヴィン/ダイアン・ミゾタ
音楽 ジョン・ウィリアムズ