★★★☆☆
内容
考えて現時点での最善の解を出すためのディベートの方法。
感想
覚えるべきことがたくさんありすぎて、頭の中にスッと入ってこない。だが、きっとこれを意識することで、いい結論を導き出せそうだ。自分一人だけで、心の中の悪魔と天使のように、両方の視点に立って議論を戦わせ、結論を見つけ出すことはきっと有意義だろうとは思うのだが、そんなように他者と議論しようとすると様々な問題が出てくる。
まず、ここで挙げられるような論理的な議論の認識が、両者に無いと成り立たない。こちらが正攻法で論じても、相手が単にでかい声で非論理的な言葉を繰り返すだけとか、自分の立場を利用して高圧的に来るとかそんなことされたら。世の中そんな人ばかりで、政治家ですらそうだ。だから、きっとこういうのは小学校から教育を行って、日本人の共通認識の常識として持てるようにするべきなのだろう。そうして彼らが大人になれば、世の中の無駄で無意味な会議がなくなる。
他者との討論はともかく、自分の人生はやっぱり自分で考えて決めていきたいものだ。確かに何も考えずに流れに身を任せる生き方は楽なのかもしれないが、いつも誰かのせいにして不満ばかり口にするつまらない人生になってしまいそうだ。どうせなら納得のいく決断をして人生を選んでいきたい。
著者
瀧本哲史
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