★★★☆☆
あらすじ
母親と離れて祖父と暮らす女の子。
感想
小さい時に子供と別れてその後は電話も何もなく、誕生日にただ手紙が届くだけというのは、どう考えても不自然すぎる。たとえ東京で別の家族を作って暮らしていたとしても、電話ぐらい出来るはず。ほかに考えられるのは刑務所で服役中くらいだ。
しかも残りの人生あとわずかだとわかったら、なるべく子供と一緒にいたいと思いそうなものだが。あえてそれをしないで20年近く子供に嘘をつくことを選ぶなんて、かなり我儘で自分勝手だ。別にちゃんと死を明かして毎年手紙渡しても良かったと思う。その方が手紙を素直に受け取れる気がする。
わざとらしく島人に慰められていたが、そんなにそれまで島人と関わりがあったことは描かれていないので、なんだか怖い。あんなにぞろぞろと。
最後の手紙と共に過去を振り返るシーンも別にいらなかった。普通に時系列に沿って見せてくれればよかった。振り返るのは自分でやるから。
監督/脚本 熊澤尚人
出演
平良進/南果歩/金井勇太/かわい瞳/比嘉愛未/中村愛美/前田吟