★★★★☆
内容
シリーズ第6作目。
感想
ゴジラが宇宙で戦う。相変わらず戦うときは岩を投げたりしているのだが、今回のゴジラは相当フリーダム。監督と揉めてヤケになったのかと思うほど、好き勝手やっている。コメディ路線というか。
ストーリーの方は怪獣たちの対決というよりは、異星人と人間との対決がメインだ。キングギドラを退治するために、ゴジラとラドンを貸してくれないかと持ちかけられるわけだが、冷静に考えてゴジラは町を破壊する迷惑な存在なわけだから、願ったり叶ったりのはずなのに慎重に議論が重ねられる。しかも彼らを置いて地球に戻るときはなんだか切ない気持ちになっちゃったりしている。手のかかる子供みたいな扱い。ゴジラの不思議な立ち位置を示している。
特撮のSF映像が今でも全然見られる出来だ。なんだか懐かしい雰囲気のする宇宙船や船内の様子が格好いい。
スタッフ/キャスト
監督 本多猪四郎
特撮監督 円谷英二
脚本 関沢新一
製作 田中友幸
出演 宝田明/ニック・アダムス/久保明/水野久美/沢井桂子/土屋嘉男/久保明/田崎潤/村上冬樹/千石規子/塩沢とき/宇野晃司/納谷悟朗
音楽 伊福部昭
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