★★★☆☆
あらすじ
大物落語家の死が近づいて、弟子たちが集まる。
感想
多くが通夜のシーンで占められている。故人の思い出話を語り、笑ったり、しんみりしたり、怒ったり。そんなことを故人のすぐ近くでしていると、死んでしまった人と共に笑ったり、泣いたりすることはもう出来ないのだということが、実感として伝わってくる。怒りをぶつけたとしても、もう何も応えない。
通夜のメンバーは芸人たちということで、普通の通夜では見られない出来事も起こる。下ネタ満載の春歌合戦は正直どこが面白いのかわからないが、粋な感じはする。落語やらこういった歌やら、役者たちが芸達者なのにも感心した。
三回も通夜をやられると、さすがにちょっと飽きた。
スタッフ/キャスト
監督 マキノ雅彦 名義
脚本 大森寿美男
原作 寝ずの番 (講談社文庫)
出演
木村佳乃/堺正章/笹野高史/岸部一徳/長門裕之/富司純子/高岡早紀/木下ほうか/蛭子能収/桂三枝/笑福亭鶴瓶/ 浅丘ルリ子/ 米倉涼子/ 中村勘三郎