★★★★☆
あらすじ
離婚問題などで疲れ果て、故郷のベルギーに一時帰国したジャン=クロード・ヴァン・ダムは、郵便局で強盗事件に巻き込まれる。95分。
感想
冒頭の割とすごい長回しのアクションシーン。映画の中では敵が何人いようと、彼ならなんとかしてしまう。でも実際に事件に巻き込まれると映画のようにはいかない。正直、無いだろうなと思いつつも、ヴァン・ダムがなんとかしてくれるんじゃないかと期待してしまっている。
ただ、この映画の中で一番面白かったのは、アクション映画好きの犯人の一人が、ヴァン・ダムと映画の話をしてジョン・ウーの悪口をいう所だ。こういう映画のネタ話をもっとして欲しかった。
映画のようにはいかない現実だが、それでもヴァン・ダムはちゃんと犯人に意見を言ったり、なんとか解決しようと提案もしていた。実際にこんな事が起きたら、犯人もきっと映画のイメージで意見を聞いてしまうのだろう。そしてきっと、ヴァン・ダムもそれらしいことを言わなければいけなくなる。
時々よくわからない箇所もあったが、全体的に細かい笑いが散りばめられていて気楽に楽しめる作品だ。
スタッフ/キャスト
監督/脚本 マブルク・エル・メクリ
製作総指揮/出演 ジャン=クロード・ヴァン・ダム
出演 フランソワ・ダミアン/ジネディーヌ・スアレム/カリム・ベルカドラ/ジャン=フランソワ・ウォルフ