★★★☆☆
あらすじ
亡くなった育ての親である叔父が実はスパイだったことを告げられ、自らもスカウトされた少年。
原題は「Stormbreaker」。
感想
ユアン・マクレガーが主役かと思っていたら演じる男は序盤で死んでしまい、その甥役のアレックス・ペティファーが主役だった。子供向けのスパイ映画といった趣だ。
ただ確かに主役は男前ではあるが、あまり憧れる要素がない。彼に関わる人はそこそこいるのに誰とも信頼関係がないし、唯一、アリシア・シルヴァーストーン演じる家政婦とは交流があるが、スパイになった後は直接のやり取りが一切ない。常に単独行動で孤独感がつきまとう。
そして、ボンドガール的な同級生とも最後にちょっとやり取りがあるだけだ。あまりモテてる感じもない。仕事は孤独だし、誰にもカッコいいところを見てもらえないし、そのせいか特にモテるわけでもなしで、あまりヒーロー感はない。地味な労働者だ。憧れない。だから見ていてもあまりワクワクしない。
アクション部分は、最初のスクラップ工場でのアクションはおっ!と思ったのだが、その後は常に中途半端だった。最初のカンフーぽい、格闘技のアクションを全面に押し出した映画にすればもっといい感じになったような気がする。
スタッフ/キャスト
監督 ジェフリー・サックス
出演 アレックス・ペティファー/アリシア・シルヴァーストーン/ミッキー・ローク/ソフィー・オコネドー/ビル・ナイ/ダミアン・ルイス/サラ・ボルジャー/ミッシー・パイル
音楽 アラン・パーカー