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「パンドラの匣」 2009

パンドラの匣

★★★★☆

 

 結核療養所で過ごす青年が、退所した友人に手紙で療養所内の様子を綴る。

 

 療養所とはいえ、あまり病状がひどくなさそうな患者たちばかりで悲惨さは感じられず、たくさんの看護婦に囲まれていて、なんだか楽しそうな場所だ。皆があだ名で呼び合い、独特の挨拶もあって、どこか宗教的なものを感じてしまうのだが、「健康道場」というのはどういう経緯で運営されているものなのか、気になる。そういった独特の雰囲気も相まって、この療養所内の世界は世間から隔離された非現実的な場所のように見えてくる。

 

 そんな療養所内の様子が、看護婦との関係を中心に淡々とした調子で描かれていく。若く無邪気な看護婦と歳を重ねて大人びた看護婦が対比するよう登場するが、若い看護婦を演じた仲里依紗が良かった。子供っぽく無邪気ではあるが、どこか女のずるさも隠し持っている小悪魔的な雰囲気がよく出ていた。

 

 全体的に淡々として落ち着いたテンポで物語が進行する、静かな余韻が漂う良い雰囲気の映画だった、

 

監督/脚本/編集 冨永昌敬

 

原作

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出演 染谷将太川上未映子仲里依紗窪塚洋介ふかわりょう洞口依子ミッキー・カーチス

 

音楽 菊地成孔

 

パンドラの匣

パンドラの匣

 

パンドラの匣 (小説) - Wikipedia

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