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「隣人13号」 2005

隣人13号

★★☆☆☆

 

あらすじ

 子供の頃にイジメられ、二重人格になった男が、復讐を果たすためにイジメた男と同じアパートに住み始める。 

 

感想

 過酷なイジメにより別の人格が出来てしまった男。2つの人格の間で葛藤しながらも復讐にむかう。しかし、顔に硫酸をかけられるとか、それってもうイジメじゃないと思うのだが。 

 

 その2つの人格を小栗旬、中村獅童が演じているのだが、分かりづらい演出だ。小栗旬をただ全裸にしたかっただけのようにも見える。尖ったことをしようとして失敗してしまった。

 

 

 よく分からないなりにもテンポはよく、それなりに途中までは観ることが出来た。新井浩文が相変わらずの得体の知れない感を醸し出していて惹きつけられる。そして元ヤンで彼の妻役のPuffyの吉村由美も良かった。演技というよりも元ヤン感が。元ヤンの女性はすべからく、そこはかとない元ヤン感を出しているが、あれは何故なのだろうか。ケバさだったり、少しだらしなさそうなファッションだったり、独特の文化の名残があるからなのかもしれない。

 

 主人公が復讐を果たすクライマックスからエンディング。ここぞとばかりに中村獅童がクレイジーぶりを発揮しているが、本人は楽しそうだなー、満足してそうだな-、しかし長いな-、このくだりはそんなに必要なのか?としか思わなかった。役者に自由にやらせすぎだ。ここからエンディングまでが急に冗長になって、グダグダ感が半端なく、イライラした。

 

 イジメの復讐をするのはまあいいとして、それ以外の関係のない殺人はどうなのだろう。昔ひどいイジメを受けたからこれぐらいいいのだ、とイジメを理由にされたら、全然納得できないが。

 

スタッフ/キャスト

監督 井上靖雄

 

原作 隣人13号 全3巻完結 (バーズコミックス) [マーケットプレイスコミックセット] [コミック] [コミック] by [コミック] by [コミック] b...

 

出演 中村獅童/小栗旬/新井浩文/吉村由美/三池崇史

 

隣人13号

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隣人13号 - Wikipedia

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