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「トリプル9 裏切りのコード」 2016

トリプル9 裏切りのコード

★★★☆☆

 

あらすじ

 子どもを人質に取られ、組織に無理難題の仕事を押し付けられた武装集団は、警察の目を逸らすある作戦を思いつく。

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 ケイシー・アフレック、ガル・ガドット、ウディ・ハレルソン、ケイト・ウィンスレットら出演。115分。

 

感想

 武装集団のメンバーたちがどういう経緯で犯罪者になったのかは分からないが、まさかサラリーマンみたいに指示に従って仕事をこなすようになるとは思っていなかっただろうことを考えると皮肉だ。しくじれば死ぬし、しくじらなくても殺される可能性がある。身内にも危害が及ぶかもしれないので、サラリーマンよりもっと酷い。真面目に働いたほうが何倍もマシだ。

 

 警察の対応を遅らせるために仲間の悪徳警官から提案されたのは、警官に対する発砲だ。警官が襲われると、全警官が現場に向かうため、警察の目を逸らすことができる。しかし、すんなりと事を起こせばいいのに、職場の仲間を襲うことに苦悩している。悪徳といえども、そこまで悪いやつではなかったということなのかもしれない。しかし、一人ぐらい職場に嫌なヤツはいそうなものだが。

 

 

 その後のメンバーの動きを見ていると、自分の保身のために冷徹に仲間さえも裏切る人間もいたわけなので、人選を間違えたのかもしれない。

 

 子どもを人質に取られている弱みもあるし、どことなく犯罪集団に肩入れしていた部分があるので、結末はちょっと残念に感じなくもないが、倫理的に考えれば当然なのかもしれない。緊張感がみなぎる展開でダレずに観ることができた。

 

 ただ身内がやられたら必死になる警察に対して、仲間を想う気持ちの熱さを感じると共に、身内だけじゃなくてどの事件でもそれぐらい必死にやれよ、と思わなくもない。

 

スタッフ/キャスト

監督/製作 ジョン・ヒルコート

 

脚本 マット・クック

 

出演 ケイシー・アフレック/キウェテル・イジョフォー/アンソニー・マッキー/アーロン・ポール/クリフトン・コリンズ・Jr/ノーマン・リーダス/ガル・ガドット/ウディ・ハレルソン/テリーサ・パーマー/マイケル・K・ウィリアムズ

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トリプル9 裏切りのコード

トリプル9 裏切りのコード

  • クリス:ケイシー・アフレック
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