★★☆☆☆
あらすじ
暗殺者としての修行を積んだ女が、両親のもとに戻ってくる。
感想
大雑把な背景は色々説明してくれるのだが、中国の歴史に疎いせいかうまく理解できないし、誰が叔父でみたいな人間関係も複雑過ぎて全然把握できなかった。そして、物語自体もあまり説明がないので、正直何が起きてるのか良くわからなかった。途中から、ただ時が過ぎていくのに身を任せていたので、妻夫木聡が出ている事にすら気づかなかった。全体的にあまり役者の顔をはっきりと映していなかった気がする。
ただ、衣装や小道具などの美しさや自然の雄大さなどは見応えがあった。女の暗殺者なのに色仕掛けを使わないのも意外な感じがした。
暗殺者のくせに相手のことを考えてしまって暗殺できないって、それが分かっているならわざわざ相手の前に現れなければいいのに、結局何がしたいんだ、と思ってしまう。でも、いつでも殺せるけど殺さないというのは、相手にとっては実は一番嫌かもしれない。
スタッフ/キャスト
監督/脚本 ホウ・シャオシェン
出演 スー・チー
忽那汐里/イーサン・ルアン
音楽 リン・チャン
撮影 リー・ピンビン