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個人的な映画・本・音楽についての鑑賞記録・感想文です。

「ミッドナイト・イン・パリ」 2011

ミッドナイト・イン・パリ(字幕版)

★★★★☆

 

 婚約者の家族と共にパリにやって来た脚本家の男は、散歩の途中に呼び止められた車に乗りこむと、いつの間にか彼が憧れる1920年代のパリにいた。

 

 美しいパリの風景にどこか心浮き立つ音楽が流れ、ヘミングウェイピカソF・スコット・フィッツジェラルドといった名だたる著名人が登場し、単純に見ているだけで楽しい映画。キャシー・ベイツエイドリアン・ブロディ達の著名人へのなりきりぶりも面白い。

 

 文化人たちが交流していたパリに憧れ、脚本家の仕事をしながら今は最初の小説を書いている主人公。パリを訪れ、ここに住みたいという気持ちが高まるが、婚約者は全くそんな気はない様子。そして彼女は偶然会った知人の嫌味なインテリの男に夢中になっている。そんな状況で憧れの1920年代に迷い込んだ主人公は、憧れの文化人たちと出会って有頂天になり、交流に刺激され自身の小説にも真剣に取り組み始める。

 

 しかし、たしかにパリは絵になる街だ。主人公が女性とただ語り合いながら街を歩く姿は、「ビフォア・ザ・サンライズ 恋人たちの距離」を思い出させるが、ずっと見ていられるような気がしてしまう。

  

 主人公が最も輝いていたと考える1920年代のパリを華やかにたっぷりと描いておきながら、でも本当に輝いているのは昔ではなく今なんだと悟らせるのはニクい演出。ある時代が輝いていたと考えるのはいつも振り返ったときだけ。だからいつでも過去を振り返り、昔は良かったと言っている。

 

 ウディ・アレンらしい細かいギャグや皮肉もあり、皆がわちゃわちゃするシーンもあり、面白く見ることが出来た。ラストもいい気分にさせてくれて、なかなかの出来。

 

 

 個人的には出演せずに作り手に専念しているウディ・アレンの最近の作品は好きなのだが、今は干されてしまって今後は見ることが出来なさそうなのが残念。と思っていたら、ウディ・アレンってもう80歳を超えているのか。これで急に老け込んでしまわないか、心配だ。

 

 ところで、映画の中で主人公が「理由もなく集まった人々が帰れなくなる映画はどう?」と、ルイス・ブニュエルにアドバイスをしていた映画が気になったので調べたら「皆殺しの天使」という映画のようだ。

皆殺しの天使 (字幕版)

皆殺しの天使 (字幕版)

 

 

監督/脚本

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出演 オーウェン・ウィルソンキャシー・ベイツエイドリアン・ブロディカーラ・ブルーニマリオン・コティヤールレイチェル・マクアダムスマイケル・シーン/カート・フラー/アリソン・ピル/トム・ヒドルストン/コリー・ストール/レア・セドゥ/ガッド・エルマレ/オリヴィエ・ラブルダン

 

ミッドナイト・イン・パリ - Wikipedia

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