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「パーフェクト・レボリューション」 2017

パーフェクト・レボリューション

★★★☆☆

 

あらすじ

 障害を抱え車いす生活を送りながらも障害者の性に対する啓蒙活動を行う男のもとに、一人の若い女性が現れる。実話をもとにした物語。

 

感想

 冒頭の二人が付き合い始めるまでの経緯は、どうなんだろう?と思ってしまった。実話でもあるし、結局こういう事は本人同士が何とも思っていないなら外野がとやかく言ってもしょうがないのだが、これの真似をする人がいたらいろいろと問題が起きそうな気がする。相手がたまたま若い可愛い女の子だったからいいが、そうじゃない人だったら?とか、男女の立場が逆だったら?とか考えると、うーん、と思ってしまう。

 

 とはいえ、やっぱり当人同士が納得しているなら何にも言えない。受け入れるしかない。片方が強引に迫った結果、付き合い始めるというのは割とよくあるパターンでもあるし。でも「私みたいな女と、あなたみたいな男が幸せになったら」というセリフはめちゃくちゃ失礼だな、と思った。自分はいいけど相手のことまで幸せになれないという前提で語るなよ、と。

 

 

 付き合い始めてからの二人は、障害者と健常者の、というよりも恋愛に臆病な男と精神に障害を抱えた女性の恋愛としてみることが出来る。これに関してはどちらかというと女の病気の方に重点が置かれている感じすらある。

 

 そんな中で、部屋で一人の時に車いすから落ちて流血し、なかなか助けを呼べず死にかける話や、偏見を持って彼に接してくる人たちといった障害者の厳しい現実も描かれている。特に印象的だったのは父親の法事に彼女を連れて行ったシーン。結婚の予定などを語る彼女に、主人公の親類たちから厳しい言葉が浴びせられる。主人公と彼の世話をしてきた母親を近くでずっと見てきた者たちからの言葉。思い込みや決めつけも入り混じっているとはいえ、彼らなりの思いやりから出ている言葉だけに、複雑な気分になる。親類の集まりはこういう遠慮のない言葉が飛び交うから嫌いだ。

 

 二人の恋愛は彼女の病気が深刻化して暗礁に乗り上げる。切ないエンディングかと思っていたら、いきなりのクソみたいな展開が待ち受けていた。それまで割と丁寧に描いていたのに、急に投げやりで適当な感じのする雑なエンディング。どうした?と唖然としてしまった。

 

スタッフ/キャスト

監督/脚本 松本准平

 

原案 たった5センチのハードル―誰も語らなかった身体障害者のセックス

 

出演 リリー・フランキー/清野菜名/小池栄子/岡山天音/余貴美子/蛍雪次郎/石川恋/ハローケイスケ/榊英雄

 

パーフェクト・レボリューション - Wikipedia

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