★★☆☆☆
あらすじ
古書を専門に扱う男は、依頼を受けて悪魔に関する本の調査のためにヨーロッパに向かう。
感想
依頼を受けた主人公が調査を行うが、身辺で不思議な事件が次々と起こる、という物語。 何をしていて、何が起きているかは理解できるのだが、だから何?と思ってしまうのはなぜだろう。
おそらくこれは悪魔崇拝とか悪魔信仰みたいなものに興味がないと、面白く感じられない物語なのかもしれない。幽霊の話をされても、信じてない人には一向に響かないように。
古書に描かれたイラストと同様のことが順番に起きているという事なのだが、あまりそのイラストをはっきりと順番に見せてくれないものだから、全然気づかなかった。最後の9枚目のイラスト、9番目の関門について説明しているところでようやく、あぁそういうことなのかと分かった。
中盤までの謎解きぽいストーリ展開はそれなりに面白く感じたのだが、最終的に悪魔を呼び出そうという人たちが現れたり、主人公もいつの間にかそれに取りつかれてしまったり、という展開は正直よく意味が分からなかった。それで誤魔化されてしまった感じもあったので、謎解きは謎解きでちゃんとやった上で、それをやって欲しかった。
スタッフ/キャスト
監督/脚本/製作 ロマン・ポランスキー
脚本 エンリケ・ウルビス/ジョン・ブラウンジョン
原作 呪のデュマ倶楽部
出演
bookcites.hatenadiary.comエマニュエル・セニエ/レナ・オリン/ジェームズ・ルッソ/アレン・ガーフィールド
音楽 ヴォイチェフ・キラール